【2019年度マスタークラス】岡山高知始まりました
桜の季節に新たな元号が発表され、初めて国書である万葉集(隠されたメッセージが多く含まれるとされる)がその典拠となり俄かに注目を浴びているということで、新しい時代の到来の予感がします。
マスタークラスも新たに高知を加え、トークコンサートも盛り上がり滑り出し好調です
これで3年目の、快く会場を提供してくださる浜松ピアノ店様のサロン
今回初の高知マスタークラスの会場はdolce clover様の素敵なレッスン場
メフィストフェレスの館にて
リクエストにより1810年に作曲されたエリーゼのためにに始まり、その年に生まれたシューマン、ショパン、そのピアニズムの流れを組むドビュッシー、最後はラ・カンパネッラでエリーゼのレペティシオンをヴィルトゥオーソ展開と、伏線を曲間にお話ししていたらトークだけで小一時間費やしてしまいました。
アンコールはドビュッシーの生きていた時代にフランスに生を受けたシャルル・トレネのシャンソン《パリの四月》、アレクシス・ワイセンベルクが編曲したものを。
著名なピアニスト、ワイセンベルク氏にはイモラ国際ピアノアカデミー在学中マスタークラスでみていただいたこともあり、この編曲に興味を持っていたところ、折しも日本のミューズプレスさんの鋭意努力により出版されたので迷わず選びました。
風貌のみならずその演奏、ピアニズムのダンディさ、潔さが際立つ氏が、クラシックコンサートピアニストのキャリアに傷が付くのをおそれ、Mr.Nobodyとして密かに録音したこの曲は、そのタイトルの通りというのみならず、今この新たな時代の始まりに打ってつけのアンコールだったはずです(!)
0コメント